【結論】現代の夏バテは「冷え」が主因です

現代の夏バテは、暑さによる消耗だけでなく、冷房や冷飲食による「自律神経の乱れ」と「内臓の冷え」が複合して起こります。対策として、エアコン設定の調整に加え、「常温以上の水分摂取」「湯船での入浴」「適度な発汗」を意識することで、体温調節機能を正常化し、不調を根本から防ぐことができます。

2026年のお盆も猛暑が予想されています。冷やしたお部屋、冷たい飲み物、さらっと喉を通る冷えた食事。これらは一時の涼を与えてくれますが、実は「夏バテ」を加速させる要因にもなり得ます。一見正反対に思える夏バテと冷え性の深い関係について、鍼灸師の視点から紐解いていきましょう。

夏バテと冷え性の密接な関係:3つのメカニズム

現代の夏バテは、単なるエネルギー不足ではありません。身体の内部で起こっている「冷え」が引き金となっています。

夏バテで倦怠感を感じる女性

① 自律神経のパニック(寒暖差疲労)

猛暑の屋外と、冷房の効いた室内の行き来を繰り返すと、体温調節を担う自律神経が過剰に働き、疲弊してしまいます。これが倦怠感、食欲不振、頭痛、めまいといった「夏バテ」の正体です。

② 内臓の機能低下(内臓冷え)

冷たい飲食物を摂りすぎると、胃腸が直接冷やされます。内臓温度が下がると消化酵素の働きが鈍くなり、消化不良や食欲不振を招きます。エネルギーが作られないため、さらにバテやすくなる悪循環に陥ります。

③ 血行不良と筋肉量の影響

冷えによって血管が収縮すると、酸素や栄養が隅々まで届かず、老廃物が蓄積します。特に筋肉量が少ない方は、熱を生み出す力が弱いため「冷え」のダメージをより強く受ける傾向にあります。

今日から実践!夏の冷え性・夏バテ対策4選

日頃のちょっとした意識で、秋口まで続く「秋バテ」も防ぐことができます。

対策項目 具体的なポイント
空調管理 外気温差を5℃以内に抑える。直接風を当てないよう羽織り物で調整。
温かい食事 常温の飲み物や温かいスープを選び、胃腸の温度を下げない工夫を。
湯船入浴 38〜40℃のぬるめのお湯に10〜15分。芯から温めて血管を拡張。
適度な発汗 ウォーキング等の軽い運動で汗をかく習慣をつけ、排熱機能を整える。

鍼灸師からの一言アドバイス

東洋医学では、夏バテを「気(エネルギー)」の消耗と捉えます。鍼灸施術では、足の三里などのツボを刺激して胃腸の働きを高めたり、自律神経のバランスを整えたりすることで、夏に負けない身体づくりをサポートします。

「なんとなく体がだるい」「冷房が辛い」と感じたら、それは身体からのサインです。本格的にバテてしまう前に、ぜひプロのケアも選択肢に入れてみてください。

不調を感じたらお気軽にご相談ください

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