「10月の急な冷え込み…あなたの体で何が起きている?」
10月に入ると、朝晩の空気が冷たくなり、日照時間も短くなってきます。「なんだか体がだるい」「気分がスッキリしない」と感じることはありませんか?実はこれ、気のせいではなく、環境の変化に対して体が必死に適応しようとしているサインなのです。

西洋医学から読み解く「10月の3つの体の変化」
西洋医学(生理学・解剖学)の視点から見ると、10月の体には大きく分けて3つの変化が起きています。
1. 自律神経の乱れ(秋バテ)
秋は1日のうちの「寒暖差」が1年で最も激しい季節です。私たちの体は、体温を一定に保つために自律神経をフル稼働させています。
しかし、気温の乱高下が続くと、この自律神経が疲弊してしまいます。これが「秋バテ」と呼ばれる症状で、全身の疲労感、肩こり、頭痛、胃腸の不調などを引き起こします。
2. ホルモン分泌の変化(気分の落ち込み・食欲増進)
秋が深まるにつれ、日照時間が徐々に短くなります。すると、脳内で精神を安定させる働きを持つ「セロトニン(幸せホルモン)」の分泌量が減少します。
これにより、秋特有の物悲しさや気分の落ち込みを感じやすくなります。また、不足したセロトニンを補おうと体が糖質を欲しがり、食欲が増進するのも生理的な反応の一つです。

3. 乾燥によるバリア機能の低下
10月は空気の湿度が急激に下がるタイミングです。肌の水分が奪われて乾燥肌になりやすくなるだけでなく、鼻や喉の気道粘膜も乾燥します。
粘膜が乾燥すると、ウイルスや細菌を体外へ追い出す「線毛(せんもう)」の働きが鈍くなり、風邪などの感染症にかかりやすくなってしまいます。

【まとめ】西洋医学的・秋の不調を乗り切る3つの対策
- 寒暖差対策:脱ぎ着しやすいカーディガンやストールを持ち歩き、首周りを冷やさないようにしましょう。
- 朝日を浴びる:起床後にしっかりと日光を浴びることで、セロトニンの分泌を促し体内時計をリセットします。
- 保湿と水分補給:スキンケアでの保湿はもちろん、こまめな水分補給で喉の粘膜を潤しましょう。
急激な季節の変化を乗り切るためには、自分の体に起きている変化を正しく知ることが第一歩です。無理をせず、秋の夜長をゆったりと過ごして体を労ってあげましょう。
